チリワインのコストパフォーマンスが高い3つの理由
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ワインの選び方
「初心者はチリワインを買った方が良い」と聞いたことがありませんか?
実際、チリワインはコストパフォーマンスが高いことが多いです。
安い赤ワインは失敗することが殆どですが、
チリであれば楽しめることが多く、
1,500円前後までの赤ワインであればチリをお勧めします。
photo credit: Eliete *tudo.com.fuxicos* via photopin cc
1.関税が殆どかからない!
ワインの輸入関税は凡そ15%ですが、
チリワインは日本・チリ経済連携協定によって、関税が徐々に撤廃されています。
厳密に現在が何%かはわかりませんでしたが、
他の国から輸入するよりも税金自体が安いのは大きなコストメリットです。
参考:酒類の輸入関税、日本・チリ経済連携協定の概要
2.気候条件が抜群に良い!
ワイン生産が盛んな中部地域(セントラル・ヴァレー)は、
晴れの日が多く、乾燥している地中海性気候でぶどうの栽培に適しています。
更には山脈、海、氷河、砂漠に囲まれた土壌は病害虫に強く、
かつて欧米のワイン産地に壊滅的な被害をもたらしたフィロキセラの侵入を受けていない、世界で唯一の国です。
アルゼンチンのLO TENGO TORRONTESもそうでしたが、
農薬を使う必要が少なく、自然とオーガニックなワインに仕上がる様です。
3.ボルドーと似たぶどう品種
コストパフォーマンスとは少しずれますが、
個人的にはワインを学ぶ上で大きなメリットだと思います。
ワインの王国はフランスでその最大の産地はボルドー、
従って、そのワインを口にする機会が多いはずです。
ワイン初心者は好きなぶどうと産地を見つけようで詳しく書きましたが、
赤ワインを攻略する上で、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローは非常に重要です。
筆者が気になっている赤ワイン アルマヴィーヴァ
最上部の写真でも使いましたが、
almaviva(アルマヴィーヴァ)というチリワインが非常に気になっています。
ニューワールドワインでは珍しく1万円以上もするのですが、
カリフォルニアのオーパスワンと同じで、
ボルドー5大シャトーの1つ、シャトー・ムートン・ロートシルトに由来する、
ロスチャイルド家系列のワインです。
3つのワインの値段を比べると・・・
- CH.MOUTON ROTHSCHILD 2010:約10万円
- OPUS ONE 2010:約4万円
- ALMAVIVA 2010:約1万円
例えば、2010年で比較するとこんな感じで、
ボルドー5大シャトーの雰囲気を味わうには良いのかもしれません。
※更にはALMAVIVAのセカンド「EPU」というワインが6,000円程であります。
まずは1,000円くらいのチリワインをいくつか試してみて、
気に入ればこのような非常に興味深いワインもありますので、
赤ワインの入門にはチリがお勧めです!
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