BOURGOGNE CHARDONNAY(ブルゴーニュ・シャルドネ) 2010
公開日:
:
最終更新日:2014/01/21
フランス, 週末ワイン(ワインレビュー)
「シャルドネはいい意味で個性がない」ということを実感できる素晴らしいワイン。
「シャルドネっぽい、シャルドネ」をエノテカの店長さんに選んで貰いました。

BOURGOGNE CHARDONNAY 2010 | |
---|---|
生産地 | フランス ブルゴーニュ地方 |
ぶどう品種 | シャルドネ100%(白ワイン) |
評価 | ★★★★★★★★☆☆(8/10) |
香り | 青りんご、白い花、チョコ(?) |
作り手 | DECELLE VILLA |
シャルドネってどんな味?
始めて飲んだワインはシャルドネだった気がしますし、
ワインのことをさっぱりわかっていなかった時に、
一番飲んでいたのもシャルドネだった気がします。
でも、「シャルドネってどんな味?」と聞かれると、
「何となく飲みやすい」としか感じておらず、
「面白くないワイン」として避けていました。
更にブルゴーニュワインということで、
メジャーどころのワインは割高な印象で、
最も買わない部類にカテゴライズされていました。
しかし、このBOURGOGNE CHARDONNAY 2010は、
重いけど口当たりが丸く、
フレッシュでキリッとした酸味と果実味
が非常に美味しく、
色々な顔を持つシャルドネをもっと飲んでみたいという気持ちが強くなりました。
ビオロジー、ビオディナミ、オーガニックって?
今回のワイン選びのもうひとつのポイントに、
「自然派ワインを飲み直してみたい」というものがありました。
手間がかかる農法で割高になる可能性が高いことから、
個人的にはこれも避けていたのですが、
このワインのぶどうは「ビオディナミ」を実践するドメーヌで、
それに由来する良さというのもあったのかもしれません。
フランス語。英語では、バイオ・ダイナミック。有機栽培の一つであり、さらに一歩踏み込んだ農法。化学肥料や殺虫剤に一切頼らず、自然界のリズムを尊重し、土壌が本来有する自然な活力を引き出す農法。
ビオディナミでは、何よりも土壌の手入れが重要。栽培は、プレパラシオンと言われる、植物、動物、ミネラルなど天然由来の調合剤が施され、よく耕すことが大切とされます。(詳しくはキリンビールのHPへ)
このワインに合うおつまみは?
今回、ゴルゴンゾーラなど、いくつかのチーズを合わせてみたところ、
どちらも引き立ててくれる感じでとても美味しいと感じました。
ワインとの相性は、色と重さで考えることが多いのですが、
色(白っぽいチーズと白ワイン)、重さ(くどいチーズと重いシャルドネ)
がピッタリとはまった印象でした。
更に残ったチーズで、キノコをたっぷり入れて、
ゴルゴンゾーラのクアトロフォルマジオソースのパスタを作ったところ、
これまた最高の相性でした。
PC用
関連記事
-
-
Chateau BRANE CANTENAC(シャトー・ブラーヌ・カントナック)2008
やはり、ある程度のレベルに達しないとボルドーは難しいようで、 第2級の高級ワインでしたが、未熟者の
-
-
Beaujolais Nouveau(ボジョレー・ヌーヴォー) No Added SO2 2013
少し冷やしてごくごく呑めるボジョレー・ヌーヴォー。赤ワインの入門に最適? 今までで一番早く空いた1
-
-
SILENI THE TRIANGLE MERLOT(シレーニ・ザ・トライアングル・メルロ)2010
ミドルな赤ワインにピッタリのローストビーフに合わせたニュージーランドのメルロ。フランスのそれよりも、
-
-
Moët & Chandon(モエ・エ・シャンドン)NV
年末ムードに流され、普段飲まないシャンパーニュを。 ワインを少し嗜んでから飲むとモエの凄さを実感で
-
-
LO TENGO TORRONTES(ロ・タンゴ・トロンテス)2011
絶対にこれは日本人好み!ニューワールドの白ワイン好きは飲んでみて下さい。 クリスタル・ガラスで有名
-
-
SPY VALLEY(スパイ・ヴァレー) ピノ・ノワール2011
ANA2011年国際線ビジネスクラスのワインで、ニュージーランド×ピノ・ノワールという好きな組み合わ